
離乳食インストラクターのさいとうです。初めての方はプロフィールをご覧ください!
ヨコハマトリエンナーレについて
3年に一度開催する現代アートの国際展で今回は国内外から67組のアーティストが参加して「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」をコンセプトとされ、キーワードは「独学」「発光」「友情」「ケア」、「毒」の5つでした。
会場は、2箇所に分かれていて、横浜美術館とプロット48というアンパンマンミュージアムの跡地(アンパンマンミュージアムは移転しました)で開催されていて、この二つの会場は徒歩10分くらいでした。小さいこと行く場合は簡易的小さいベビーカーがあると便利だと思います。
また、横浜美術館からプロット48まではとても素敵な可愛い日傘が借りられます(私は子供が遊ぶので借りませんでした・・・)。
コロナ対策もあり、全て時間での予約制となっているのでゆったりと観賞することが出来ました。

観賞した感想
入口から中に入るとすぐにニック・ケイヴさんの「回転する森」という作品の「ガーデン・ウインド・スピナー」が天井一面に飾られていて目を奪われます。


ガーデン・ウインド・スピナー」よくハワイやアメリカ本土の露天でお土産として売られているのをみますが、たくさん飾られていると美しさに圧倒されました。キラッキラッです。
子供達は2人ともキラキラとひかりクルクルと回るスピナーに目を奪われて長い時間そこで見つめていました。作品の中で1番長く観賞していました。
キラキラ光る美しいものの中にも暴力や銃をモチーフにするものも含まれキーワードの一つである「毒との共生」をここでも感じました。
その他にも、色々と考えさせられたり、心が苦しくなったり、凡人の私には理解が難しかったり、たくさんの作品がありました。
そして、プロット48(旧アンパンマンミュージアム)では、性を様々な観点で捉えた作品が多く、テーマの中に「どうすればエビをセクシーな気分にさせられるのか」というものがありました!・・・エビ1?
ヨコハマトリエンナーレの展示物は、暗いお部屋や低い声のナレーションなど、子供には「怖い」と感じるものも多く、怖いと言ったものは避けて観賞しました。展示物の中には、実際に触れたり、歩けたり、座れたりする作品もあり、目だけではなく身体でも楽しむことが出来るので、それぞれの年代で楽しむことが出来ました。


私は、アートには全く詳しくないので、一つずつから何かを感じとることは難しかったですが、それぞれが感じるように観賞すればいいのかな、と勝手に解釈しています。
子供と観賞することについて
子供と美術館や博物館へ行く時に注意したいこと
美術館や博物館での子供との観賞について賛否ありますが、私はその施設が禁止していない限りは、子供にも良い刺激となると思うので連れて行きたいと考えています。
もちろん、「大声出さないでね」や「走らないよ」などと事前に最低限のマナーについてはお話しすることが必要だとは思いますが、子供の時にしか感じられない感覚もきっとありますよね。
飲食についても、場所が決められていることがほとんどなので、まずマップで確認しておくと、予定が立ちやすいです。お口の中にお菓子が入っていてもそれば、作品についてしまうと大変なので、「お菓子は終わってからね」と最初から教えておいてあげてもいいですね。
横浜美術館について
横浜美術館は、子供たちが美術に接し体験し、豊かに素直に成長していくことを手助けする目的で「子供のアトリエ」や「親子のフリーゾーン」などを設けているので、他の美術館や博物館へ子供と行きづらいと感じている方でもハードルが低く入りやすいのでおすすめです(2020年度は、コロナの影響で中止になったり、内容を変更したりしているようです)
また、授乳室もあるので赤ちゃん連れでも安心なのも嬉しいですね。

私は、美術館や博物館で他の人たちが語り合っているのを聞くのが大好きです。自分とは全く違う視点に気付かされて、とっても興味深いですよ。