
離乳食インストラクターのさいとうです。初めての方はプロフィールをご覧ください!

でも、きゅうりって栄養ないって言うじゃない。食べなくてもいいんじゃないかしら。

確かに水分が多く栄養豊富なイメージはありませんが、夏に食べたくなる理由がちゃんとありますよ!
きゅうりの栄養と効果
一年中手に入るきゅうりの旬は夏です。
きゅうりの90%以上が水分のため、カロリーが低い(100gで約14cal)のが嬉しいきゅうり。特に、暑い季節には水分を多めに摂取する必要がありますが、きゅうりを食べることから水分補給も出来ちゃう夏に食べたい食材です。
カリウムでむくみを改善
カリウムは細胞内にあり、ナトリウムと相互にバランスをとりながら、体内にある余分な塩分を体外に排出(利尿作用)してむくみを改善する役割があります。利尿作用により、体内の熱を尿と一緒に体外へ逃してくれるので身体を冷やす役割もあります。また、細胞を正常するとともに血圧を調整したり、筋肉機能を正常にしてくれます。
水分を多く含む→身体に素速く吸収→体温を下げる
きゅうりは90%以上が水分でその水分の粒子は細かく身体に素早く吸収されるため、体内の熱を下げる働きをしてくれます。また、肝臓の働きも改善してくれる作用があるので体内の水分の流れもよくなります。
脂質を分解するホスホリパーゼでダイエット効果
きゅうりに含まれるホスホリパーゼと呼ばれる酵素は、脂肪の代謝を促進させて、体内の脂肪を分解し、排泄する効果があるのでダイエット中には嬉しい食材ですね。この酵素は熱に弱いためダイエット効果を期待する場合は、食べる直前におろし金ですりおろすと効果的に力を発揮するようです。
アスコルビナーゼが含まれるので酢と食べるとGOOD
ビタミンCを酸化する働きのある酵素「アスコルビナーゼ」が含まれます。酸を一緒に摂取することによりこの働きは抑えられるので、お酢を使うか加熱するといいです。
きゅうりの調理法
きゅうりはそのままでも食べられますが、ヘタの部分と皮に苦味成分が含まれています。下処理として「板ずり」をすることにより苦味成分が減少されます。また、「板ずり」することにより表面のトゲトゲも取れるので口当たりもよくなります。

きゅうりを選ぶ場合は、濃い緑色でツヤがあり、ヘタの切り口が水分を含んでいるものが新鮮です。傷みやすい食材なので買ったら早めに食べ切る方がいいですよ。
<下処理>きゅうりの板ずり
- きゅうりを洗う
- まな板にきゅうりを置いて、塩をふる
- 両手を使ってまな板の上をごろごろと転がす
- 水で塩を洗い流す
きゅうりがたくさん食べられる簡単バンバンジー

- 鳥むね肉の皮をとり、両面をフォークでしっかりと穴を開ける
- 鳥むね肉の両面にA)の砂糖と塩をすり込む
- 耐熱のポリ袋に鳥むね肉とA)の酒を入れて袋をよく揉み、空気が入らないように結び30分ほど冷蔵庫でねかせる(一晩ねかしてもOKなので前日仕込みをしておくと楽。)
- 大きめの鍋にたっぷり水を入れて沸騰したら、ポリ袋ごと鍋に投入して蓋をしめ弱火で3分加熱して火を切る
- 火を切って蓋を閉めたまま1時間くらい放置する
- きゅうりを板ずりして、細切りにする
- トマトを好きな大きさに切る
- B)の材料を混ぜておく
- 5.のとり肉を細切りにする
- お皿に好きな様に盛り付けて完成

我が家はタレは幼児用と大人用の2種類作るので、かけずに個々がそれぞれつけて食べるパターンにしてます。因みに幼児用はゴマドレッシングのみで他の調味料はつけてません。
まぐろときゅうりの塩麹丼

- マグロを一口大に切る(切り落とし使用の場合はそのままでOK)
- ボールにA)とマグロを混ぜ、冷蔵庫で1時間ほどねかせる
- きゅうりを乱切り(乱切りは斜めに包丁を入れて、手前に90度回しながら切る方法)して、2に混ぜる
- 大葉を千切りにする
- どんぶりにごはんを乗せ、その上に3.と4.を乗せる
- ゴマをパラパラかけて完成

生魚を食べていない幼児用には、3.のマグロときゅうりをフライパンで焼いて火を入れましょう。大葉はクセがあるので幼児様には乗せなくてOK。

きゅうりを離乳食で与える時に注意したいこと
きゅうりは離乳食中期から食べられますが、生のままではなく火を通してあげた方が安心です。また、皮は硬いので皮を剥いてから、すりおろしたり、細長く切って手掴み食べ用にしたり、色々な食べ方ができます。

離乳食では、ちょっとしたコツがあります。詳しく知りたい方は、是非、和の離乳食教室にご参加ください。コツをつかめば、美味しく簡単に赤ちゃんの舌を育てる離乳食が作れます!